フロテックアンカー技術研究会

「スーパーフロテックアンカー」とは

維持管理

維持管理方法

再緊張(リフトオフ)は、アンカーディスクの外周がネジ構造の場合、ネジ部にカプラーをねじ込んで実施します。

またくびれ構造の場合、くびれ部にカプラーを引っ掛けて実施します。

荷重調整として再緊張・定着を行う場合は、再緊張後にアンカーディスクの下にシムを挟むか、リングナットを締めてアンカーディスクを浮かせます。

一方荷重緩和を行う場合は、シムを抜くかリングナットを緩めてアンカーディスクの設置位置を下げます。なお荷重緩和を行うには、初期施工時にあらかじめシムを挟むかリングナットを調整してアンカーディスクを浮かせておく必要があります。特に除荷は、残存引張り力までの伸び量分の調整量が必要となります。

除荷に関しては、シム・リングナットを利用して荷重緩和後に、「強制除荷システム」を活用する方法もあります。

標準タイプ
リングナット調整量:10mmまたは20mm
シム調整量:9mm
再緊張
(リフトオフ)
アンカーディスク外周のネジ部にカプラーをねじ込んで実施
荷重調整 再緊張・定着 リングナットまたはシムを用いる
荷重調整 荷重緩和 初期施工時にセットしたシムの高さだけ調整可
初期施工時にリングナットでアンカーディスクを浮かせてセットした場合、その高さだけ調整可
荷重調整 除  荷 荷重緩和後、強制除荷システムにより実施(条件により不可能な場合あり)
簡易調整タイプ(SFL-2~12)
シム調整量:9mm
再緊張
(リフトオフ)
アンカーディスク外周のくびれ部にカプラーを引っ掛けて実施
(くびれ部に多少の錆や破損があっても再緊張可能)
荷重調整 再緊張・定着 シムを用いる
荷重調整 荷重緩和 初初期施工時にセットしたシムの高さだけ調整可
荷重調整 除  荷 荷重緩和後、強制除荷システムにより実施(条件により不可能な場合あり)
荷重調整タイプ
リングナット調整量:100mm
シム調整量:50mm
再緊張
(リフトオフ)
アンカーディスク外周のネジ部にカプラーをねじ込んで実施
荷重調整 再緊張・定着 リングナットまたはシムを用いる
荷重調整 荷重緩和 リングナットおよびシムを用いる
荷重調整 除  荷 荷重緩和で除荷まで可能(場合により、荷重緩和後強制除荷システムにより実施)
  • ※シムの調整量は、変更可能
  • ※簡易調整タイプのSFL-1はありません。
  • ※強制除荷システムの適応条件
    ①余長50mm以上
    ②定着ウェッジ取り外し空間35mm確保可能
    ③最大試験荷重0.9Tys以内

維持管理手順

標準タイプおよび荷重調整タイプ(アンカーディスク外周がネジ構造)
簡易調整タイプ(アンカーディスク外周がくびれ構造)

強制除荷システム

①「スーパーフロテックアンカー」の強制除荷システムとは?

グラウンドアンカー(以下、アンカー)の健全性調査のために行う頭部背面調査や補修・補強のために頭部部品を交換するには、既設アンカーの緊張力を解除(以下、除荷)し定着具を取り外す必要があります。
しかし、これまで余長の短いアンカーを安全に除荷するには様々な課題がありました。

本システムは、これらの課題を解決するために開発されました。

②システム
除荷は、下図のとおりフロボンド1本ずつ行います。
③適応条件
本システムの適応条件は、以下の3点です。
1 アンカーディスク上面からの余長50mm以上
2 定着用ウェッジ取り外し時に、アンカーディスクとリリースカプラー間のクリアランス35mm以上確保可能
3 作業時最大荷重が0.9Tys(199.8kN)以内
④強制除荷の作業手順
  • ※定着用ウェッジの取り外しおよびリリースパイプの設置は、直接手を入れて作業しないこと。
  • ※作業中はジャッキの後方およびラムチェア窓の前方に立ち入らないこと。
  • ※緊張・除荷作業は急激に行わないこと。